限られた空間を快適に ~トイレ施工の工夫~2025.11.07
トイレは家の中で「小さな空間」ではありますが、毎日必ず使う大切な場所です。
新築やリフォームの現場では、お客様の「清潔に保ちたい」「お手入れをラクにしたい」「狭くても使いやすくしたい」という声を多く聞きます。今回は、実際の施工現場から、巴ホームが考える“快適なトイレ空間づくり”のポイントをご紹介します。
■ 清潔感のある空間
現場ではまず「限られたスペースをどう見せるか」を意識します。トイレは1畳程度のコンパクトな空間が多く、壁や床の色使いひとつで圧迫感が変わります。照明の光を反射して空間を明るく、そして広く感じさせることができます。
また、トイレの壁面材には耐水性の高いパネルを使用したり、日々のお手入れも考え、汚れがついてもサッと拭き取れる素材を選定することで、清掃の手間を減らしています。
■ “ちょっとした工夫”で使い勝手が大きく変わる
現場でお客様に喜ばれるポイントのひとつが、「カウンター一体型の手洗い器」です。
タンク上に手洗いがついたタイプもありますが、こちらのように独立型にすることで、手を洗う姿勢が自然になり、水はねも抑えられます。
この手洗い器下のキャビネット部分には、掃除用具やトイレットペーパーのストックを収納できます。限られた空間に無駄をつくらない設計。
実際の施工では、配管の取り回しや給排水位置の調整も重要なポイントです。壁裏や床下のスペースを確認しながら、できるだけ見た目をすっきり仕上げるように施工を進めています。
■ お手入れのしやすさは「施工精度」から
「トイレ掃除がラク」というのは、設備の性能だけではなく、現場の仕上げ精度にも関係しています。
例えば便器の設置位置が数ミリずれるだけで、床の隙間に汚れがたまりやすくなります。
■ 現場で感じる「家全体の空気の流れ」との関係
トイレ空間をつくる上で、忘れてはいけないのが“換気”です。
鳥取市のように冬場の湿気や結露が多い地域では、換気計画も大切な要素。現場では、24時間換気システムの排気経路やドアのアンダーカット(隙間)を確認し、空気の流れが滞らないように調整しています。
最近は消臭機能付きの壁紙や自動脱臭機能付き便座など、設備の性能も上がっていますが、基本はやはり「正しい換気」。見えない部分ほど、丁寧な施工が欠かせません。
■ 「狭いけれど、心地よい」空間にするために
トイレは家族の誰もが毎日使う場所。だからこそ、「掃除がしやすい」「動線がスムーズ」「雰囲気が落ち着く」ことが大切です。
現場目線で見ると、施工の一つ一つがその快適さを支えています。
・壁と床の取り合いを丁寧に処理すること
・照明の位置を工夫して影をつくらないこと
・コンセントやリモコンの位置を座った姿勢で使いやすく配置すること
こうした細かな積み重ねが、「見た目だけでなく、長く気持ちよく使えるトイレ」をつくります。
■ トイレこそ“現場の技術”が見える場所
家の中で最も小さい空間だからこそ、現場の丁寧さが仕上がりに直結します。
巴ホームでは、お客様が毎日使うこの空間を“快適で気持ちのいい場所”にするために、設計段階から施工、仕上げまで一貫してこだわりを持っています。
鳥取市でトイレリフォームや新築をご検討の方は、ぜひ現場の施工力にも注目してみてください。
快適さと美しさ、そして使い勝手の良さを兼ね備えたトイレ空間を、巴ホームが現場の技術で形にいたします。





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