鳥取の工務店~完全自由設計の新築注文住宅
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光をデザインする家2025.10.31

朝日の当たる窓で育てる、わたしの小さな家庭菜園

〜朝のささやかな楽しみ〜

朝、出勤前のほんの数分。
キッチンの東向きの窓辺で、私は小さな芽たちに声をかけます。
「おはよう、今日も元気そうだね」
小さなトレイの中で、紙に包まれた土から顔を出した双葉たち。
この景色を眺める時間が、毎朝の癒しになっています。

工務店で働いていると、家の中で「光の入り方」がどれほど大切かを日々感じます。
特に東向きの窓から差し込む朝日は、心にも植物にもやさしい光。
この光をどう生かすかで、暮らしの豊かさが変わってくると実感しています。


■東向きの窓は“最高の育て場所”

鳥取市は冬こそ曇りの日が多いですが、春から秋にかけては朝の光がとても穏やかです。
強すぎず、やわらかく差し込む東の光は、植物の成長にもぴったり。
私は、キッチンのシンク前の小窓を活用して、小さな家庭菜園を始めました。

育てているのは、赤かぶ。
まだ芽が出たばかりの時期ですが、朝日を浴びて茎がまっすぐ伸びていくのを見ると、「今日もいい一日になりそう」と自然に思えてきます。

窓辺での家庭菜園は、光の当たり方だけでなく、室温や風通しの具合も大切です。
Tomoe Homeで建てられるお家は、気密性と断熱性をしっかり確保しながらも、窓の配置で自然の風と光を上手に取り入れる工夫がされています。
家づくりの中で、こうした“小さな自然”を感じられる場所を作ることが、心地よい暮らしにつながるんですね。


■家庭菜園がもたらす“心のリズム”

仕事や家事に追われる毎日。そんな中でも、芽が出て葉が増えていく姿を見ていると、時間の流れがゆっくりに感じます。
育つスピードは決して早くないけれど、「昨日より少し伸びたな」と気づくたび、なんだか元気をもらえます。

芽が出たばかりの頃は、少しの変化にも一喜一憂してしまうもの。
乾燥しすぎていないか、光が足りているか、風通しはいいか。
日々の小さな手入れが、愛着を生みます。
家庭菜園は、暮らしの中に“育てる楽しみ”を取り戻してくれる存在なんだと感じます。


■“窓”をデザインすると暮らしが変わる

お客様から「どんな窓をつけたらいいですか?」と聞かれることがあります。
そのとき私は、「暮らし方を想像してみてください」とお伝えします。

朝の光で目覚めたい方には東の窓、日中の明るさを大切にするなら南の窓。
そして、こうして植物を育てたいなら、キッチンやダイニングの窓辺に少し“余白”をつくることをおすすめしています。

Tomoe Homeの家づくりでは、単に明るさや風通しだけでなく、「その光が暮らしの中でどう使われるか」を考えて設計しています。
自然光で満たされたキッチンは、家事の時間も明るく気持ちのいい空間に。
さらにそこに緑が加わると、まるでカフェのような心地よさが生まれるのです。


■家族も巻き込む、小さな楽しみ

家庭菜園を始めてから、子どもたちも窓辺に興味を持つようになりました。
「今日、芽が大きくなってる!」
「水、あげていい?」
そんな会話が朝の時間をほんの少しだけ、あたたかくしてくれます。

収穫できるようになったら、サラダやお弁当の彩りに。
自分で育てた野菜を食べると、子どもたちの“食への興味”も広がっていくように感じます。
家の中にこうした“体験の場”があることで、暮らしそのものが豊かになるのだと思います。


窓辺の緑が教えてくれる、やさしい暮らし

窓辺の家庭菜園は、決して特別なことではありません。
プランターと少しの光があれば、誰でも始められます。
でも、その中には「自然と暮らしをつなぐ」たくさんのヒントが詰まっています。

朝日の差し込む時間、芽が揺れる風、育てる喜び。
それらは家の中で過ごす時間を、少しずつ豊かにしてくれます。

鳥取市で家づくりを考えている方にも、ぜひ「窓辺の家庭菜園」という小さな幸せを取り入れてほしいと思います。
家はただ住むだけの場所ではなく、毎日の暮らしを育てる場所。
その始まりは、朝の光を浴びる一枚の窓からかもしれません。

■まとめ:暮らしの中に“小さな自然”を

鳥取市の家づくりは、冬の寒さや夏の強い日差しなど、気候への工夫が欠かせません。
でも、だからこそ、窓の配置や光の使い方を工夫することで、自然を身近に感じる家づくりができると思います。

東の窓から差し込む朝の光。
その下で、今日も小さな葉っぱたちが静かに揺れています。
家庭菜園を通して、家という場所が“暮らしの舞台”であることを実感する日々。
これから家を建てる方にも、ぜひそんな「窓辺の楽しみ」を取り入れてもらえたら嬉しいです。



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