鳥取市の家、和の大切さ2025.10.13

1.日本人の心に残る「和室」という空間
新築やリフォームのご相談を受けるとき、最近は「洋風の家に少しだけ和の要素を取り入れたい」というお客様が増えています。
私たち鳥取市の工務店としても、時代の流れとともにライフスタイルが変化していることを感じます。
しかし、どれほど暮らしが洋風化しても、畳や襖,障子のある「和室」には、やはり特別な落ち着きがあります。
写真のように、木の温もりとやわらかな光に包まれた空間は、心を穏やかにしてくれます。
窓越しに差し込む朝の光、畳の香り、木の質感──。
これらは機械的に再現できるものではなく、「本物の自然素材」だからこその安らぎです。
私たちは、その“日本の住まいの原点”を大切にしながら、現代の暮らしに合った形で和室を提案しています。
2.鳥取の気候に合う「自然素材の家づくり」
鳥取市は冬の寒さが厳しく、夏は湿気がこもりやすい地域です。
だからこそ、調湿性に優れた自然素材を使うことが重要です。
畳や和紙、杉・桧といった木材は、湿度を自然に調整してくれる“呼吸する素材”。
エアコンや機械に頼らなくても、空気がやわらかく感じられるのはこの素材たちのおかげです。
また、木の表情はひとつとして同じものがありません。
節や木目の美しさ、年月とともに深まる色合い。
無垢材の魅力は、時間の経過を楽しめることです。
新築時のピカピカな木肌も、10年、20年と経つうちに飴色へと変わり、家族の歴史を刻みます。
それが、私たち工務店が考える「本当に価値のある家づくり」です。
3.現代の暮らしに寄り添う「和モダンの提案」
「和室は使わないからいらない」と言われる時代もありました。
しかし最近では、来客用・お昼寝・子どもの遊び場・在宅ワークスペースなど、多目的に使える空間として再評価されています。
畳の上に座ると自然と姿勢が正され、落ち着く──それは理屈ではなく、身体が覚えている日本人の感覚なのだと思います。
Tomoe Home(巴ホーム)では、伝統的な和室だけでなく、リビングの一角に設ける「小上がり畳スペース」や、
障子風の建具を使った「和モダン」なデザインも人気です。
たとえば写真のように、光を柔らかく取り入れる窓と、無垢のヒノキ材で仕上げた床や天井。
自然素材に包まれた空間は、視覚的にも温かく、家全体の雰囲気を穏やかにしてくれます。
4.和室がもたらす「心のゆとり」
現代の住まいは便利さや効率を重視する傾向があります。
けれど、便利さだけでは心は休まりません。
和室のように、余白を感じる空間こそが、心に“間”を生み出します。
忙しい日常の中で、静かに一息つける場所。
それが、これからの時代に求められる住まいの価値ではないでしょうか。
私自身も仕事の合間に畳に座り、木の香りを感じながらコーヒーを飲む時間が何よりの癒しです。
鳥取の四季──春の柔らかな光、夏の風鈴の音、秋の夕暮れ、冬のこたつ。
それらがすべて似合うのが「和」なのです。
5.地域に根ざした家づくりを
私たちは、モデルハウスや派手な広告ではなく、
“本当に良い素材で、誠実な家づくりをすること”を信念としています。
浮いた経費は、お客様の住まいの品質へと還元する。
その考え方のもと、地元の職人さんと共に、ひとつひとつ丁寧に仕上げています。
この和室も、地元・鳥取の木材を使い、地元の大工が手刻みで組み上げました。
大量生産では味わえない「温もり」が、そこにはあります。
お客様の暮らしを守る家であると同時に、職人たちの技を未来へつなぐ場所でもある。
私たちは、そんな家づくりを続けていきたいと思います。
6.最後に:和室は“特別”ではなく“日常”にあるもの
和室というと「格式が高い」「お客様用」というイメージが強いかもしれません。
けれど、本来の和室は、家族がごろりと寝転んだり、子どもが遊んだりできる「暮らしの中の空間」でした。
それを現代の住まいにどう取り入れるか──それが、私たち工務店の腕の見せどころです。
自然素材をふんだんに使い、手入れをしながら長く愛される家をつくる。
その中にある一室の和室が、家族にとって“心のよりどころ”となるように。
私たちは、そんな想いを込めて一棟一棟、家づくりをしています。
まとめ
鳥取市で家を建てるなら、気候風土に合った「自然素材」と「和のやすらぎ」を取り入れることをおすすめします。
畳・障子・木の香りがもたらす安らぎは、暮らしを豊かにし、家族の時間をより穏やかにします。
もし「和をつくるか迷っている」という方は、ぜひ一度、Tomoe Home(巴ホーム)の施工事例をご覧ください。
きっと、“和のある暮らし”の魅力を感じていただけるはずです。