ペットと暮らす家のポイント2026.02.06

こんにちは。巴ホームで設計を担当している谷口です。
我が家では犬1匹と猫3匹と暮らしています。毎日にぎやかで楽しい反面、「家を建てる前にもっと計画しておけばよかったな」と思うこともあります。たとえば、フローリングの滑りやすさや、ペットのトイレの位置など——。後から工夫で解決した部分も多いのですが、やはり家づくりの段階で考えておくことの大切さを日々実感しています。
今回は私自身の暮らしをもとに、「ペットと暮らす家づくりのポイント」をまとめてみました。
1. 床材は「人とペット両方の快適さ」で選ぶ
我が家の犬、猫たちは自由気ままに家の中を走り回るタイプです。
リビングは無垢のフローリングを採用していましたが、犬が足を滑らせてしまうことがあり、今はフローリングの上から滑りにくいマットを敷いています。
ただ、これは「後付けの対策」。本来は「建築段階で床材を工夫することが理想」です。
ペットと暮らす家では、次のような素材をおすすめしています。
- ・クッションフロア(耐水・防滑タイプ)
- ・消臭機能付きフロアタイル
- ・ペット向けのフローリング材
特に猫はツメを立てて走るので、傷に強い仕上げを選ぶことも大切です。
2. 動線とゾーニングの工夫
ペットが快適に過ごすには、「動線計画」がとても大事です。
我が家では、玄関からリビングを犬が自由に行き来できるようにしていますが、猫たちは高いところへ逃げられるよう、キャットタワーを置いています。設計段階で猫と暮らすことを想定しているなら、キャットウォークを設けるのもおすすめです。
家づくりの段階で考えたいポイントは次の通りです。
- ・玄関まわり:脱走防止のための二重扉やゲート
- ・廊下:ペットが通れる幅、滑りにくい床
- ・リビング:ペットの居場所を明確に
- ・窓辺:日向ぼっこスペース
また、動線の途中にペットのトイレスペースや洗い場を設けておくと、掃除や世話が楽になります。
3. ニオイと毛対策は「換気と収納」で解決
ペットと暮らす上で避けられないのが「ニオイ」と「抜け毛」。
我が家でも、猫のトイレや犬の寝床まわりのニオイには苦労しました。
建築段階でおすすめなのが、「換気経路と収納の工夫」です。
- ・トイレの近くに換気扇を設置
- ・ペット用品をしまう収納を確保
- ・消臭壁紙の採用
これらを設計段階で取り入れると、日々の掃除や空気の入れ替えがスムーズになります。
特に猫を多頭飼いしている家庭では、トイレの位置と換気計画がとても重要です。
4. ペットの「居場所」を設計に取り込む
ペットは家族の一員。
「ペット専用の居場所」を最初から間取りに組み込むことが大切です。
犬であればリビングの一角にクレートやベッドスペースを設ける。安心して走れる庭を作る。
猫なら、窓の高さに合わせたキャットウォークや出窓ベンチを造作するのも良い方法です。
我が家では、犬も猫たちも窓際で外を眺めながら日向ぼっこをするのが日課です。
このようなちょっとした設計の工夫で、ペットが安心して過ごせる家になります。
まとめ
私自身、今の住まいでは後からマットを敷いたり、キャットタワーを置くなど工夫してきました。
でももし、家を建てる前に「ペットとの暮らし」を前提に設計していれば、もっと動きやすく、もっと掃除が楽で、もっと過ごしやすい家になっていたかもしれません。
ペットと暮らす家づくりは「共に暮らす工夫」が必要です。
床・動線・収納・換気といった要素を設計段階から考えることで、毎日の生活が驚くほど快適になります。
注文住宅を建てる際は、ぜひペットも家族の一員として設計に取り入れてみてください。





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