設計士が感じた「良い家の共通点」2025.12.26

こんにちは!巴ホームの谷口です。
年末になると、設計士として自然と一年を振り返ります。
今年もたくさんのご家族と家づくりに向き合ってきましたが、改めて感じることがあります。
それは、「良い家=高性能・高価格な家」ではないということ。
実際に完成後、お施主さまから「この家にして本当に良かった」と言われる家には、いくつかの共通点がありました。
今回は、工務店の設計士目線で感じた
『暮らしてから差が出る、良い家の共通点』をお伝えします。
来年に向けて家づくりを考え始める方の、判断軸になれば幸いです。
共通点①|間取りが「家族の暮らし方」に合っている
良い家に共通しているのは、流行の間取りではなく、
その家族に合った間取りになっていることです。
・朝の支度が重ならない洗面動線
・共働きでも無理なく回る家事動線
・子どもが自然とリビングに集まる配置
SNSで見た間取りをそのまま採用した家よりも、
「自分たちの生活を一緒に整理しながら作った家」の方が、住み始めてからの満足度が圧倒的に高いと感じます。
家づくりで大切なのは、「間取りの正解探し」ではなく、「暮らし方の整理」です。
共通点②|収納は「量」より「場所」が考えられている
「収納は多い方が安心ですか?」
この質問は本当によくいただきます。
ですが、実際に暮らしてみて評価が高い家は、
収納の“量”よりも「使う場所の近くにあるか」が徹底されています。
・玄関近くのコート・カバン収納
・キッチン横のパントリー
・洗濯→干す→しまうが1カ所で完結する収納
収納計画がうまくいくと、
・片付けが楽
・家事が短時間
・家が散らかりにくい
という「暮らしやすさ」が自然に生まれます。
共通点③|家事動線がシンプルで無理がない
良い家ほど家事動線がとてもシンプルです。
動線が短く、迷いがありません。
・回遊動線を作りすぎていない
・「便利そう」より「毎日使うか」で判断している
・家事をする人の目線で考えられている
特に共働き世帯では、
「家事が楽=心に余裕が生まれる」という声を多く聞きます。
設計段階で家事の流れを一緒にシミュレーションすることが後悔しない家づくりにつながります。
共通点④|将来の変化を少しだけ考えている
「今」だけでなく、「少し先」を見据えている家も、満足度が高いです。
・子どもの成長
・働き方の変化
・将来の生活リズム
完璧に予測する必要はありませんが、
「変えられる余白」を残しておくことが大切です。
間仕切りで対応できる子ども部屋、
将来使える1階の1室など、
柔軟性のある設計が、長く愛される家になります。
共通点⑤|打ち合わせを大切にしている
最後に、設計士として一番強く感じる共通点です。
それは、「打ち合わせを丁寧に重ねた家ほど、満足度が高い」ということ。
・要望を遠慮せず話してくれた
・迷ったときに一緒に悩んだ
・「なぜそうしたいか」を言葉にした
こうしたプロセスがある家は、完成後の「やっぱりこうすれば良かった」が圧倒的に少ないです。
来年、家づくりを考える方へ
もし来年家づくりを考え始めるなら、「どんな家にするか」よりも先に、
- どんな暮らしをしたいか
- 今、何に不満を感じているか
- 10年後も大切にしたいことは何か
これを整理してみてください。
その答えを一緒に形にするのが、私たち工務店の役割です。
来年も「売るための家」ではなく、「暮らし続けて良かったと思える家」を
一棟一棟、設計していきたいと思います。
家づくりを考え始めたばかりの方も、まだ少し先かなという方も、
気軽に相談していただけたら嬉しいです。





お問い合わせ